前回はこちら
※本記事は気分を害する表現、刺激の強い表現が含まれます
お食事中の方、心臓の弱い方などはご遠慮ください
ストレッチャーに乗せられて戻ってきた母
運び込まれた時とは違い、意識がだいぶしかっりしていました
意識があったので、透析はだいぶ嫌がっていました(もともと透析を嫌がっていた)
透析しないといけない旨を説明してもらい、私からも言われしぶしぶ了承していました
嫌がって動向なる状態ではないんですけどね
洗ってもらいすっきりしたのか、なにかちょっと処置をしてもらったのかどうかは分かりませんが、顔に生気が戻っていました
その後、透析の処置などの為に私は再び待合室へ
少し落ち着つくと思い出されるのは、自宅の現状です
母は入院ですし、放っておいても誰も片付けてはくれません
幸い冬なので虫が湧く等の心配はありませんが、だからといって何日も放っておくわけにはいきません
いずれは母が戻ってくるであろう場所です、畳や床などが濡れたことによりこれ以上傷んでも困ります
臭いのするものも少しでも片づけておきたい
受付の方に倒れていた実家の片づけを少しでもしたい事を告げ、一旦実家に戻ることにしました
自転車がないのでバスで戻るところですが、色々と頭の中を整理したかったのか歩いて実家に戻りました
朝から何も食べていないので、何か食べようと思ったのかもしれません
時間は14時前後だったかな~
実家に戻ると当然のごとく誰もいません
まだ年明けの静けさも残る中、強烈な臭いと少し荒れた室内だけが起きたことを物語っていました
受付の方には1,2時間程度で戻るよう言われていたので、片づけは少しだけしたように思います
もうなんか、なにから手を付けていいか分からず少し呆然としていたような・・
嫁に送ったメールからすると、16時過ぎには病院に戻っていたようです
戻った際には母はすでに病室に移動していました
告げられた病室はCCU、初めて聞く名称でした
心臓、血管センターCCU Coronary Care Unit
『冠動脈疾患』に対する集中治療、循環器科急性疾患および重症疾患の患者さんの受け入れをおこなっている部屋のようです
入る前にうがい、手洗い、マスクを付け扉越しに中の看護士さんに連絡を取ります
中から開けてもらい、中に入ります
6床あるようですが、真ん中の右側のベッドに母はいました
透析も開始し、だいぶ落ち着いたようでした
会話もそれなりに出来ました
ただいつ倒れたなどの細かい事は、まだ思い出せていませんでした
しかも書道の先生が訪ねてきたとか、若干記憶は混乱しているようでした
「間に合ってよかったね、もう大丈夫」
そんなような言葉をかけながら、母はまた少し泣いてたように思います